2008年11月8日土曜日

映画‘七夜待’

監督  河瀬直美
主演  長谷川京子

タイに来た観光客の女性が、タクシーで森林に連れてこられ、ここで娼婦だった女性の家族と暮らすという不思議な話です。

カンヌ映画祭でグランプリを得た監督なので、期待を持って見に行きました。風景や主人公はとても美しく撮影されており、昔の映画「青いパパイヤの香り」を思い起こさせます。

これは好みの問題でしょうが、岩波とか文化村の映画で、一般映画館では受け入れられにくい種類です。
ハンディカメラを使っているので、映像がぐらぐらして疲れるし、進行内容もどうかなあ。。。久しぶり眠くなりました。

でも、見終わって、海外に場所を移した日本人の姿、特に若い女性の姿が浮き彫りになっているのではないかと感じました。経済的には心配なく、生きるという根本的な姿勢に方向性がなく、自分だけの世界にいる姿です。

忘れていた私たちの恥ずかしい部分を思い起こさせてくれました。

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