2009年9月22日火曜日

映画‘ココ・アヴァン・シャネル’

監督 アンヌ・フォンテーヌ
主演 オドレイ・トト

シャーリー・マクレーンのココ・シャネルと内容は殆ど同じですが、こちらは女性の側面中心です。

若い頃と年齢が上がっていくココを一人が演じるのも無理があったのではないか。
映画製作に当たって、トトに直ぐに主演の白羽の矢が立ったという。
が、真面目すぎて、ゆとりの感じられないトトが、ファッション先端を行ったシャネルに向いていたのかしら?
(実際には似ていたかもしれないが、映画にする時はまた別の観点が大切でしょうね。)

久しぶりのフランス映画でした。

2009年9月20日日曜日

北海道旅行

9月13日(日)朝7時55分羽田出発。女満別空港到着。16日(水)3時20分釧路空港出発。羽田空港帰着。

写真は順番が逆になってしまい、釧路から始まっています。

北海道東地域は初めてで、4日間で560キロ走りました。人はいないし、直線で、幅が広いので、普通道路でも時速100キロは出せます。(レンタカー代金は沖縄に比べると倍以上です。)

温泉地域(知床、川湯、阿寒)に泊まり、朝晩温泉に入り、昼間は動物を見つけたり、名所をみたりしました。
鹿、鶴、狐、牛、馬、羊、珍しい鳥、鮭、鱒を見ました。

緯度が高いので、イギリスやカナダの緑を思い起こさせます。

ホテルは行程でどこに泊まるのが適当か分からなかったので、決めていませんでした。
当日昼頃、考えていたホテルに電話しました。一箇所だけ満室で断られましたが、紅葉には早いので、全体的には空いているようでした。

花咲カニが旬を迎えており、タラバやケガニより美味しいと思いました。秋刀魚、鮭も美味しい季節です。
帰りに釧路市場で、名前の知らない魚と貝の買い物をして、重かったけれど、家に帰って調理すると、本当、初めての味で、美味でした。

釧路湿原展望台

旅雑誌を見ていて、ここの木道を歩いてみたいと思っていました。

が、ここは展望台ですから、地面からかなり高い所にあり、場所を間違えたことに気が付きました。

観光用のノロッコ列車がお休みで、普通の列車で、釧路駅と塘路駅を往復しましが、印象に残るような景色には出会えませんでした。

帰りの列車が急停車。鹿が出てきたそうです。

阿寒湖と遊覧船




朝6時発の遊覧船に乗り、ちゅうらん島という阿寒湖の中にある島へ行きます。

そこはマリモの生息地でもあり、観察所が設けられています。

船にはお母さんがアイヌの若い女性が乗っていて、トンコリやムックリという珍しい楽器を演奏してくれます。

マリモの一生



人間のように受精して生まれるマリモ。
小さいマリモ同士がどんどん集まって、大きくなって、最後は崩れてしまいます。

世界最大のマリモ

キタキツネ

キタキツネはなかなか出会わないようです。

が、出てきたのです!
とても痩せていて、何かを訴えたい顔をしていました。(餌だろうなあ。)

摩周湖


着いた時、晴れていて、全景がはっきり見えましたが、これは運がいいのだと言われました。

ほんとう、直ぐに、霧が出てきて、あっという間に見えなくなりました。
「霧の摩周湖」の歌に納得。

近くにリスがおり、箱に餌代金100円を任意で入れます。

硫黄山


ここは箱根の大涌谷と違って、車で近くまでいけます。

規模が大きく、ざらざらした石を歩いていく風景は雄大です。

老夫婦が殻が黄色い卵を茹でて(5個400円)で売っていました。茹でた後も同じ色です。
10分間噴出場所においておくそうです。

丹頂

丹頂が渡ってきている時期です。

牧場や畑や民家の庭先に、丹頂が来ていました。

直ぐに飛び立てないので、写真には向いています。

純の番屋

「北の国から」の撮影に使われた場所ですが、食堂になっています。

美味しい魚介類の食事を、低価格で食べることができました。

中は大漁旗がべたべた張られており、テレビさまさまという感じでした。

クナシリが見えたよ

ラウスに近くなり、ほんの近くにロシア領の国後島、エトロフ島が見えます。

外国があんなに近いなんて! 日本に返還して欲しい気持ちが分かります。

山を降りるとき、車で30キロ以上出すと、キューという気分の悪い、それは大きな音が出ます。
速度落とせということですが、どの車もひどい音を出して、ビューンと走っています。

知床五湖

5つの湖のうち2つだけ見ました。

木道を歩きます。
クマよけの鈴を借りることもできますが、たくさん人がいたので、安心でした。

センターに戻って、こけもも入りのピンクのソフトクリームを食べました。(味は普通でした。)

オシンコシンの滝

道路すぐ脇に流れているので、誰でも簡単にいく事ができます。

そのまま、海に流れ込んでいます。

小清水原生花園

原生花園は公園ではなく、何キロにも渡る大きな湿原地帯です。

太陽が急に顔をだして、それは綺麗なパノラマを見せてくれました。

この小さな家は駅で、こういう小さな駅が北海道には沢山ありました。

原生花園木道

知床遊覧船

このカムイワッカの滝まで来ると、船はUターンします。

滝には硫黄が含まれているそうで、流れ落ちた場所は色が違います。


9月14日、朝8時出発。1時間半船に乗ります。

海にそそぐ滝まで行って、戻ってきます。3時間の船ですと、ヒグマが見えることもあるそうです。

のとろ湖

今回の旅行の第一目的はここに来ることでした。

あっけし草(サンゴ草)が湖いっぱいに咲くと、湖が真っ赤に染まるのそうです。
でも、この日は曇っていたし、まだ真っ赤には遠かった。。。

網走刑務所

本物の刑務所です。

ここの脇に、網走川へ流れ込む側溝があり、川から間違って入り込んだ沢山の鱒が、バシャバシャ上流をめざしています。
(側溝の先には何もないので、死んでしまうそうです。。。涙)

網走監獄


網走刑務所を広大な山の斜面に移築してあり、見ごたえがあります。

一つの建物で、囚人の食事を食べることもできます。(秋刀魚の開き、煮物、味噌汁、漬物、ご飯で650円。美味しそうでした。)

9月13日朝

網走市大空町。

ひまわりは咲いた後、すきこんで肥料にするため、最近植え始められています。

秋なのに、すごいね。

おんぶバッタ

2匹のバッタを一度に見られるなんて、なんてラッキーでしょう!

なかよし親子。

花の首飾り

朝顔が一度に7つも一度に咲きました。

2009年9月6日日曜日

本の紹介‘ことばを使いこなすイギリスの社会’

作者 山本麻子
岩波書店 (2000円)

イギリスは階層、人種が多様化していることもあり、コミュニケーションが非常に大切である。
ことばを大切にする国の姿勢、大学で教える作者の環境からの考察やリサーチ、子供が通う学校や近所のイギリス社会での様子などが書かれている。

イギリス旅行や生活などに関しては、様々な本が出ているが、「ことば」に焦点を当て、イギリス人及び国を考察している本は珍しいと思う。

イギリスの子供たちが英語の文字を獲得するのは、難しいようで、国も試行錯誤しているのが分かる。
日本の子供が文字を獲得するのも、困難を極めるが、国民がもっと日本語教育に関心を持つ必要があるのが分かる。