2009年12月31日木曜日

2009年が終わるにあたり

今年も私のつたないブログをご愛読いただいき、ありがとうございました。

あっという間に終わってしまった1年です。

普通の生活の中から、皆様にお伝えしたいことは、流石に最近はマンネリ化してしまっていると、反省です。

でも、こんな映画もあったとか、あんな場所もあるのだと、思ってくださるだけで、十分と考えます。


2010年はまもなく始まります。

これからもご一緒に新しい世界を覗いて行きましょう。

良いお年をお迎えください。

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン


2010年2月7日まで、東京都写真美術館で開催

20世紀中ごろ、この二人の写真家は「ライカ」を使って写真を発表した。

ブレッソンの作品の、キューリー夫妻、サルトル、ルオー等のポートレートは、背景を上手く利用して、その人物を表すのが的確です。

写真に本人のサインが入っているのも、いいですね。

額の中のマットより小さい写真の周りに、2mmくらい黒で枠を取ってあるのも、作品を格調高く見せています。いいアイディアです。

最後の庭


2009年12月20日日曜日

パブリック・エネミーズ

映画 監督マイケル・マン 
   主演ジョニー・デップ


映画はアメリカの大恐慌時代の銀行強盗の実在の人物、ジョン・デリンジャーの物語。


今回は落ち着いて見られませんでした。
と言うのは、一人のおじいさんが上映が始まっても、あちこち席を移動。
前3列目位で、動かなくなったと思ったら、座高が高い上に、頭の毛がないので暗闇にぽっかり、月の如く丸が浮かび上がり、四六時中、前後左右に揺れ続けたのです!

私だけでなく、別の人も困ったと言っていました。

偏見と言われるかもしれませんが、パブリック・エネミーズは身近にもいたのです。
そして、この夜からインフルエンザで、5日間も寝込んだのでした。

2009年11月28日土曜日

映画「沈まぬ太陽」

原作 山崎豊子
監督 若松節朗
主演 渡辺 謙

国民航空の労働委員長恩地(渡辺謙)は、労働争議で勝利したが、ナイロビなどの遠隔地へ10年ほど左遷させられる。日本に戻ると、ジャンボ機が墜落し、500人以上の死者を出してしまう。会社側は誠意ない態度を取り、それに逆らう恩地はまたもやナイロビ勤務になるが、そこで開放感を得る。

本はJALの内部事実を踏まえて書かれているとか。(恩地役の実在人物はジャンボ機墜落には関係してなかったが。)恩地以外の会社の人間殆どが私利私欲のために、‘ワルイ’人ばかりだ。この本が書かれてから年月が経っているのに、相変わらず同じような経営状態を考えると、あれから改革されていないのが分かる。

「沈みそうな太陽」の会社。
「沈まぬっ太陽」の恩地の心。

2009年11月11日水曜日

歌舞伎‘仮名手本忠臣蔵’


昼の部は、大序、三段目、四段目まで。
残りは夜の部になっています。

中村勘三郎などの豪華キャストなので、楽しみにしていたのですが。。。

場面転換はあるのですが、動きが殆どない登場人物のセリフを中心に物語が進みます。

女性役は顔世御前だけで、座り続ける男性役ばかりでは地味そのもの。

周りの観客を見ると、寝ている人が沢山いたので、お手上げなのは私だけでないのが
分かりました。

セバスチャン・サルガドの写真展


東京都写真美術館(10月24日~12月13日開催)

1944年ブラジル生まれの、フォト・ドキュメンタリーの先駆者の作品展。

アフリカの人々をモノクロで写したもので、カラーより、ずっと迫力があります。

アフリカの現状を知らせるだけでなく、教育や植林活動などを通して、地球を見直そうとしているそうです。

日本と遠く離れたアフリカの人々は撮影時より、状態は良くなったであろうか。。。

6本のトウカエデ


利用する駅の前にある木。

全部、色が違うので、毎年お洒落なカエデの紅葉が楽しみです。

駅に降りるとリンとした張り詰めた空気を感じます。

東京から西方にあり、町から離れているからです。

2009年11月4日水曜日

映画‘マイケル・ジャクソン THIS IS IT'

監督 ケニー・オルテガ

2009年、6月に急逝したマイケルが、1か月後のロンドン公演のために、死の6日まで続けたリハーサルの模様を、振り付け師でもあり、ロンドンの興行主でもあるオルテガが監督した作品。

とっても感動しました。

十数年もライブはなく、50歳になっているのに、変わらぬ姿、歌唱力、切れのあるダンスは、KING OF POP。スキャンダルが信じられない人柄の良さを感じました。 

薬漬けだったはずなのに、元気いっぱいの姿、ロンドン公演のリハーサルは殆ど完成に近かったのに、実に惜しかった。

「I'LL BE THERE」は大人になって歌っても、子供の頃の純粋性を思い起こさせてくれました。
マイケルファンでなくても、公演がどんなに素晴らしいものか、教えてくれました。

2009年11月2日月曜日

紅葉狩り


10月30日、軽井沢へ晴天めがけて出かけました。

プリンス通りはもう盛りは過ぎていましたが、万平ホテル近辺や雲場池あたりは盛りで、息を飲む様な美しさでした。

お蕎麦屋さん「冴沙」


プリンス通りのお蕎麦屋さんで、‘ささ’というお店です。

この通りにはもう一軒、「きりずみ」という名のお蕎麦屋さんがありますが、両方とも、手打ちで美味しい方です。
(最近はお蕎麦やさん巡りをしています。手打ちだから美味しいわけではありませんね。)

久しぶりにプリンスのアウトレットへ入ったら、凄く大きくなっていて、観光バスが入るのが納得できました。

軽井沢、雲場池の紅葉



榛名山神社


入り口から結構長い山道を歩いていくと、険しい岩山の上のほうに神社が作られています。

場所もさること、神社の細工が素晴らしく、往復40分くらい掛かりますが、行く価値はあります。

10月30日でしたが、七五三お祝いする一家が上ってきていました。

榛名山


ここも紅葉は真っ盛り。

湖畔の道は宣伝物やらお土産やさんもなく、珍しいくらい綺麗な場所です。

小さなホテルにしかレストランがないのが残念ですが、散策には最適な場所です。

三浦半島、荒崎海岸


10月の終わり、三浦半島へドライブしました。

三浦の美味しいイチゴ、大根、ミカンは時期的に早すぎで、12月中旬が最適のようです。

魚料理も期待ほどではなく、今回は成功とは言えませんでした。

三浦海岸

2009年10月14日水曜日

10月10日

早朝の新幹線で京都へ到着。

休日なので、予約なしの旅行は、切符もホテルも限られましたが、大成功!

目的は上賀茂神社での観月コンサートのためです。

欲張り観光のため、二日間は大パノラマをめくるような時間となりました。

それにしても、観光地は‘京都’なのに、町は‘京都’とはかけ離れていますね。

西本願寺

祖父のお骨が眠っているお寺です。

50年前に亡くなったのですが、なんとなく懐かしいお寺です。

寿タクシー



お嫁さんが移動する時に乗っていました。

東京では見かけない車です。

食事場所「がんこ」



京都市役所ちかくの食事場所。

観光雑誌には出ておらず、地元の人が行くお店です。

お味もお庭もお部屋もすべて満点。是非、お勧め。

「がんこ」のお庭


島津製作所展示物



祇園の家の風景



乙女?たち


あちこちに舞妓さん姿や着物姿の観光客のお姉さんたちがいます。

みんな、たのしそう!

世界遺産・清水寺



人、人、人。

休日のためか、すごい人で、観光地を実感。

杜家


上賀茂神社の脇にある杜家。

神社にお使えする人の、小さな川に架けられた橋で結ばれた家。

風情満点、こんな場所に住んでみたいものです。

世界遺産、上賀茂神社

観月コンサート会場


5時半開始。
雨が降ったけれど、開始前に晴れ。毎年そうとのこと。

チェコフィルのメンバーと中国の二胡奏者とのコンサート。

演奏場所前の二つの砂山には神が降りてくる象徴だそうです。

2009年10月12日月曜日

10月11日


今日は連休のためか、8時50分発の臨時のトロッコ列車が出ており、うまく乗れました。

船に乗るには住所と氏名を用紙に書き込み、船に乗る前に読み上げられた人が乗船します。

和船の船員は、一人が竿で方向を決め、一人は櫓を漕ぎます。後ろにも一人乗ります。


列車(20分)片道600円+船着場へのバス(15分)代300円+船(1時間半)代金3800円

トロッコ列車からの風景




保津川の上を、何回かトンネルをくぐって、走ります。

保津川の景色




写真上 鵜が羽を乾かしている。
写真下 列車から見下ろした橋を下から見る。

1時間20分(川の水が多いと短時間になる)乗船。

滝に来ると、水が乗客にかなり掛かり、ワーワーキャーキャー大騒ぎ。

トロッコ列車が見えると手を振り、カヤック集団に会うと、またまたバイバイ。

茶店船がきた


終点に近着くと、イカ焼やお団子やお菓子をいっぱい積んだ船があっという間に出現。

お客は興奮です。

タイの水上マーケットみたい。

渡月橋そばで昼食



「鞭慶」というお料理屋さんでランチ。

昼食後、ここのお店(嵐山)の温泉に入りました。

薄い黄色で、ぬったりとして、極楽、極楽。

写真下は食事場所からの風景。
平安の頃、貴族が舟遊びしたところ。

嵯峨竹林


風が竹林を通り抜け、サワサワという音。

沢山の人がいても、静寂を感じられる場所。

時々近くを走る電鉄の音が聞こえます。

大河内山荘



大河内伝次郎が32歳から設計士と共に着手した山荘。

山ひとつ分の上に、色々な庵を作り、まるで時代劇のセットのような場所でした。

全体が新味に欠けていたのが残念ですが、景色の素晴らしさは羨望。

入場料1000円(お抹茶とお菓子付き)

世界遺産。天龍寺




人がどこもここも、いっぱいです。
方丈の畳には、観光客がごろごろ寝ることもできますが、部屋によっては禁止されています。