2012年2月20日月曜日

歌舞伎シネマ「海神別荘」

原作 泉鏡花

村の美女(玉三郎)が、海底の公子(海老蔵)へ輿入れする。が、美女はそこでの幸せを、地上の父や村人に見せびらかせたく、地上へ戻りたがる。
この心持に怒った公子は、美女を殺そうとするが、美女はその時、初めて公子の美しさに気づく。

なんと日本語の美しいこと。言葉に酔いしれるとはこの事かと、初めて知りました。
泉鏡花の作品を読んだことはないのですが、読みたいと思いました。

また、ハープの音色と絶え間ない海の音が、幽玄を感じさせる素晴らしい映画でした。

前半の海老蔵の言い回しが、舞台に沿わないのですが、徐々に、舞台台詞になっていくのが安堵です。
周りの役者は全員、カツゼツが素晴らしく、全体を引き締めておりました。

2012年2月8日水曜日

窓から朝日を臨んで

高幡不動尊のお参り


1月中は、車のご祈願で、駐車場がいっぱいで、はるか遠くに車を駐車しなくてはなりません。
やっと2月になってお参りに来ました。
お不動様の前を通る度に、車の中からお参りはするのですが???、やはりお賽銭を入れてのお参りのほうが良いですね。
遠くて、なかなか行けなかったのですが、やっと実現しました。
入場料はシルバーで1000円。

ここは古い動物園なので、作り変えが行われており、その為、旭山動物園のように、展示に優れております。
カンガルーやらガチョウやらツルなどの動物にアミ越しでなく会えます。

遊園地も併設されており、広い敷地にゆったり作られています。
アシカの曲芸もあり、寒い風が強い日でしたが、とても楽しめました。


ホワイトタイガーとイェロータイガー



ホワイトタイガーは東武動物公園の顔です。

シネマ歌舞伎「天守物語」


監督 坂東玉三郎
主演 坂東玉三郎

原作 泉鏡花

映画の冒頭で、玉三郎が映画の内容を話します。これは、内容がとてもよく分かって好感が持てます。
と言うのは、人間界の話でないので、予め、内容が分かるほうが面白いからです。

天守閣に住むこの世の者でない姫は、天守閣から魚釣りをしたり、雨乞いに出かけ雨を降らせて貰ったり、遠くの妹が雲に乗って鞠つきに来て遊んだりします。
後半、人間に追われながら、人間の青年(市川海老蔵)との恋を成就させます。
とても、心に残る映画でした。