2009年7月4日土曜日

シネマ歌舞伎・ふるあめりかに袖はぬらさじ

原作 有吉佐和子

幕末、横浜の「岩亀楼(がんきろう)」にいた花魁(七之助)は恋に破れ自決。芸者お園(玉三郎)は彼女を不憫に思いつつも、自己保全のため、勇敢な‘攘夷女郎’の話にでっち上げていく。

昭和47年文学座の杉村春子がお園を演じ、平成19年歌舞伎化された作品を映画化したものです。

シネマ歌舞伎は、笑いのなかに、人間の醜さ、悲しさを表した作品を映画化しています。とても魅力的です。
最終日のせいか、観客もかなり入っていました。

それにしても、歌舞伎で英語が飛び交うのは珍しいですね。
岩亀楼は唐人を相手にもしていたので、通訳が存在し、米人のお客との会話が英語、この場面は印象に残ります。

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