2008年9月24日水曜日

エリザベス・サンダース・ホームのトンネル

大磯駅前の聖ステパノ学園の扉が、運動会の為、開いていました。

緑いっぱいの園内に入ると左手に、トンネルがあり、それはエリザベス・サンダース・ホームに繋がっています。

先だって、テレビで、60年位前ホームに入っていた混血の孤児たちの‘今’を放映していました。

その昔、一人の母親はトンネルの向こうに少年を置いて、「お使いに行ってくるから待ってなさい」と言って、こちら側に歩いて来たそうです。
少年は後姿を見て、自分が置いていかれると分かっていたそうです。
その後、何度も、迎えに来ることのない母親が、トンネルのこちら側から光の中をパーッと迎えに来る夢を何度も見たと言っていました。

このトンネルは映像より、ずっと狭くて暗くて長く、写真にする勇気が出ない大変な重さを持っていることを感じました。

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